悲しい日
義妹が亡くなりました。
発病から2年。当初は余命2ヶ月…とも言われていた彼女ですが、常に前向きに治療に励んできました。
自分のことより周りのことばかりに気遣いする彼女の生き方。真似をしたくてもなかなかできない。私がこれまで出会った人の中で一番「いい人」だったと思う。
娘たちもそんな叔母さんが大好きだった。
危篤と聞いて駆けつけた。
既に目をつむり荒い呼吸の彼女に向かってみんなでたくさん話しかけた。手を握り足をさすり。
またね!と別れて二時間後、天国へ旅立ったとの連絡が。
不思議と涙は出なかった。
みんな受け入れようと必死。
こんな悲しい悲しい時が生きていればあるのだと、私たちは学んだ。