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January 12, 2006

待ち遠しいプール

 現役選手時代、プールへ行くことが「待ち遠しい」なんて思ったことはなかった。そこへ行けば、最低二時間は心臓をえぐられるような地獄のトレーニングが待っている。スイミングスクールまでの道のりは長く、心は重く、ついでに冬はもっと足取りが重かったものだ。
 小学生の頃、降り積もる雪の中を、滑って転ばないように一歩一歩歩みを進めながらスイミングへ歩くこと30分。当時両親は運転免許を持っておらず、歩いていくことは当たり前だった。吹雪の中、バス停に一人、いつくるかもわからない路線バスを待ったこともあった。冬は道が悪く、路線バスが定刻どおりに走ることは奇跡に近い。それをも当たり前と思い、じーっと待っているよりも歩いていた方が暖かい…と結局いつも歩いてしまっていた。
 気温が低い日は、空から舞い落ちる雪は、結晶の形のまま手袋の上にふんわりとのる。一つとして同じ形がないので、ついつい寒さと時間を忘れて雪の結晶に見入ったこともあった。形をよーく記憶し、スイミングにたどりつくと、すぐにメモとペンを借り、その形を描いてみた。帰宅後、「練習ノート」(その日どんな練習をしたかをつづっておく日記のようなもの)にそのメモを貼り付けるのが楽しみだった。雪国のスイマーのみが知ることのできる、ちょっと神秘な世界…かな。
 スイミングに着けば、そこは常夏。温水プールの熱気がムンムンしている。ほっとする。
 しかし、水着に着替える手はなかなか暖まらず、足はしもやけで痛かゆい。ドボンと水に入ると手足がじーんとしびれた。
 連日の苦しいトレーニングも今となっては懐かしい思い出だが、唯一の楽しみがあった。それはそこに集う仲間たちとの時間。プールでは黙々と泳ぐ選手たちも、一旦水からあがればあどけない少年少女たち。和気藹々の会話や笑いが絶えなかった。
 でも、やはり「プールが待ち遠しい」と思ったことはなかった。
 それがどうだろう。今日は、何人のママたちから、「先生、この日を首を長くして待っていました。プールへ入るのが、待ち遠しくて待ち遠しくて…。本当にうれしいです。」という言葉をかけられたことか。
 冬休み明け、シェラトンでのベビーアクア今期レッスンの初日。
 「待ち遠しい」と言うママたちの気持ちを反映するかのようなベビーちゃんたちのスマイル。はしゃぎ声。ベビーちゃんよりママたちの方がはしゃいでるかも!と思うような光景も。
 「プールが待ち遠しかった」と言ってくれたのは、会員さんだけではなかった。若いスタッフもまた、「プールでベビーちゃんと会えるのが待ち遠しかったです。」と。「それに、ベビーちゃんとのプールはお風呂みたいに暖かいし。天国ですね。」
 いつも彼女たちが指導で入っているスイミングプールは「冷え」との戦い。それが通常。だからベビーアクアのプールは天国に思えるのも当然と言えば当然。
 今日、シェラトンにてプールデビューを迎えた親子は12組。もちろん誰一人涙を見せることなく、それどころかママもびっくりの笑顔をたくさん見せてくれたのは、やはり温かなプールのおかげ。シェラトンの担当の方も水温にはかなり神経を使ってくださっている。感謝、感謝。
 そしてこの長崎もまた、心からプールが待ち遠しいと思える。
 ベビーちゃんたちとのプールの世界を知ってから、プールに入ることが待ち遠しいと思えるようになった。どんなに疲れていても、日常や仕事で嫌なことがあっても、ベビーアクアだけは私にとって待ち遠しいひと時。
 人間、「待ち遠しい」と思えることが一つでもあることは、幸せなことなのではないだろうか。
 「来週のプールが楽しみです!」
 そう言って笑顔でプールを後にしてくださったママたち。子どもの新たな一面を発見し、またプールの水に日ごろの疲れやストレスをすべて流し、その声はすがすがしささえ感じた。そして、その後姿には、母親としての誇りと自信をしっかりと感じとることができた。
 さあ、いよいよ今年のベビーアクアのドラマ、スタートです。

投稿者 Hiroko : 03:48 PM | コメント (0)

January 11, 2006

かわいいかわいい男の子

 昨日、長崎も無事初泳ぎをいたしました。
 日本エアロビクスセンター(NAC)でのベビーアクア1月スタートコースが無事スタート。
 朝、NACに到着したときには、雪がちらちらと舞っていました。
 この冬、初めて車のタイヤをスタッドレスに変えました。お正月休みに御殿場の温泉へ出かけたのですが、当日の朝に現地より「雪が降っていて普通タイヤでは無理ですね…」との連絡。予約を一日延期し、急遽スタッドレスに履き替えました。
 聞けばNACのスタッフにとってスタッドレスは必須。「え~!?長崎さん、去年の冬は普通タイヤだったんですかぁ?!」とびっくりされてしまいました。そうなんです。昨冬は、とってもラッキーで、ベビーアクアのレッスン日を避けるように雪が降ってくれたのでした。
 各地で観測史上最も多い積雪を記録している今冬。実家・秋田も老いた両親が連日の雪かきで「ひーひー」言っております。今冬のスタッドレスは当然の選択ですね。
 おっと話題がそれました。
 冬真っ只中のプールにかわいいベビーちゃんたちが集合してくれ、またまたほんわかとした時空に浸る日々が戻ってくれて長崎は幸せいっぱい!ベビーちゃんたちはそれぞれよい表情を見せてくれました。久々のプールにはしゃぐ親子が圧倒的に多かったですね。みなさん、水を得た魚のようでした。
あっ、継続会員さんのR.Tくんは昨日もプールサイドに着いた途端に大泣きでした。まるで条件反射のように。ママはもう慣れっこになっているようでした。レッスンが二週、三週目と進むに連れて、その表情が変わっていくのを知っているからでしょうか。早々にプールを引き上げて「お風呂でベビーアクアして帰ります。また来週お願いします!」とプールサイドを後にしました。お風呂でゲンキに泳いで帰られたかしら…?!
 新規の会員さんで、ママが我が子に向かって「かわいい!かわいい!」を連発している姿が特に印象的でした。わが子がかわいいのは当然なのですが、そのことを躊躇せず、だからと言ってわざとらしくもなく、とても素直にかわいい!「楽しいね」「プール、すごく楽しいね」ととにかく前向きで明るい言葉を休むことなくかけてくれるママがいたのです。
 ママの気持ちがすーっとその男の子の肌を通じて身体に浸透していくような光景がありました。
 ママの声を聞いているときのベビーちゃんの表情の変化を長崎は見逃しませんでしたよ。本当に穏やかで、幸せで、「かわいいかわいい男の子」でした。
 母親の声がこれほどまでに子どもに安らぎを与えるのか…ということを垣間見たようでした。私も心して娘たちと接しなければと改めて実感。
 さて、なぜ私が今日のテーマを「かわいいかわいい男の子」にしたかには、実は訳があります。今日、一年生の次女がクラスメイトの男の子からグーのパンチを鼻にもろにくらい、鼻血を出すという事件がありました。その男の子は入学当初から「乱暴な子」で有名で、次女も口が達者なので、その子とのトラブルは実は今日が最初ではありません。入学間もない頃にも、口論の末、パンチを逃れようとした次女が机の足に躓いて頬を強打。青い線をつけて帰宅したことがあり、カーッとなって学校へ電話したことがありました。(注:自分で言うのも何ですが、私はちょっとやそっとで頭に血がのぼるタイプではないと思っております。)母親の私も、クラスの保護者会で学校へ行ったとき、その子が廊下を猛ダッシュしてきて私のお腹にいきなりパンチをしてきたことがあり、開いた口がふさがらなかったことがあります。
 そして今日もまた…。女は顔が命ですから…なんて冗談を言っている場合ではないのですが、父親は当然のごとく激怒。それはそうです。目に入れても痛くないほどかわいい愛娘の鼻が腫れ、まだ鼻血の痕跡が残っている顔を見てしまったのですから。
 下校して間もなく担任の先生から電話での謝罪がありました。が、そんなとき、どう対応すればいいのでしょう。
 私は目撃したことがあるのです。その「乱暴な男の子」が、ある日の夕暮れ時、お腹の大きいお母さんと手をつないで楽しそうに笑顔で会話をしながら歩いているところを…。きっと、お母さんにとっては「かわいいかわいい男の子」でしょう。
 「あと一回…今後何かあったら、その子の親に電話するから。」という私に、夫は「信じられない!」という表情。そりゃぁそうです。その「あと一回」が取り返しのつかない怪我につながらないとも限らない。でも、私は一体どうすればいいのでしょう。
 長女が一年生のとき(今から三年前になりますが)、同じようにちょっと乱暴な男の子にパンチをくらい、唇を腫らして帰宅したことがありました。でもそのときは、夕方にお母さんが我が家の玄関先まで謝りに来ました。その後すぐに転校してしまい、今となっては懐かしい思い出ですが。
 さあ、私はどうするべきでしょうか。ちょっと悩める母です…。

投稿者 Hiroko : 03:39 PM | コメント (0)

January 03, 2006

あけましておめでとう!

 旧年、やり残したことは多々あれど、後ろを振り返らないのが競泳で鍛えられた私の精神。後悔先にたたず、で後悔すべきこともあえて後悔しないように努力している。前向き人間、ポジティブシンカー、これでいいのだろうか?
 ともかく、新しい年は明けてしまい、あけましておめでとう!
 子どもたちとともに、連日の夜更かしをエンジョイ中。まぶしいほどの朝陽を、遮光カーテンでシャットアウトして眠り続ける午前中…私的には不健康と思いながらも、「今だけ限定」の許される行為と、これまた多少の罪悪感がありながらも、ポジティブに受け止めている。
 今年はどんな年になるのだろうか。そんなこと、予想もつかなし、わからない。今年の目標は?と問われ、ただただみんながハッピーで健康であればいいと願うのは、夢のない発言だろうか。しかし、それ以外に望みはない。病気だけはしたくない。してほしくない。
 ベビーアクアという仕事にたずさわって8年。新たな命の誕生の喜びばかりに接している。小さな命の健康を気遣う愛に満ち溢れた世界。しかし、現実には多くの尊い命の光が、今日も世界のどこかで消えようとしている。生きていることに感謝し、健康であることに感謝し、そして私を愛してくれている家族に囲まれていることに感謝し、私の心に安らぎを与えてくれる夫に感謝し、エネルギーに満ち溢れている子どもたちに感謝し、今年も多くの人を幸せにしたい…。
 これが今年の私の目標!かな?!
 冬休み真っ最中の子どもたちは、毎日がハッピー!だって、「さあ、もう寝る時間よ!」って言われないんだもん。パパとママの方が先にダウンしてしまう日々が続いております。
 長女はファッション雑誌に夢中!年賀状の数も年々増え、その社交性の高さにびっくり!只今、全国47都道府県の名前と東京23区名を脳にインプット中。それがまた私にとってもとても勉強になり、面白い!ここで問題です。日本で一番面積の小さい県はどこでしょう?
 次女は、完璧に病気です。『ハリーポッター病』
 大好きなんです。特に、ハリーの仲間の女の子、ハーマイオニー・グレンジャーが大好きなのです。
 12月30日にやっと最新作『ハリーポッター、炎のコブレット』を観に連れて行ってあげられたのですが、そのとき購入したパンフレットは次女の宝物。肌身離さず…です。姉が「北海道、青森県、秋田県、…」とやっている脇で、次女はハリーポッターの出演者の名前を暗記しています。これもまたすごい技!と感心。
 昨夜は、次女ご自慢のサラサラのロン毛を、「ハーマイオニーみたいにカーリーにしたい!」と駄々をこねる始末。完璧に入り込んじゃってます。でもそんな彼女が妙にかわいい!
 ハリーポッターのおかげで、クリスマスにサンタさんからもらった『ニンテンドーDSぷちぷちおみせっち』のことをしばしの間忘れてくれているようなので、母はうれしいかな。
 三女の成長振りはすばらしいです。家族との時間は彼女を大きく大きく成長させているようです。
 お正月遊びと言えば『かるた』三女は我が家で最強なのです。誰にも負けません。
 確かに以前は、負ければ泣きが入るので、姉たちも気を使って「勝たせてあげていた」部分がありました。が、今は違います。とにかく強い!パパもかないません。
 あまりにも甘えん坊の末っ子三女なので、4月からの小学校生活、大丈夫かな…と心配が絶えない私ですが、かるた取りでの彼女を見る限り、大丈夫!と確信しています。
 夫はめずらしくリビングルームでゆっくりタイムを過ごしているので、子どもたちは大喜び!子犬のように、パパにじゃれ、上に乗り、身体を使った遊びを要求します。もっとゆっくりテレビを見せてあげたいなぁと思いつつ、めったにじゃれることのできないパパに、今だけたっぷり甘えさせてもらっちゃえ!と、パパを救ってあげない私。スキンシップ…大切です!
 私は年末の大掃除&お節作りで、少々疲れております。が、連日1~2時間のバスタイムで、お肌の張りが帰ってきたような気がします。いつもは忙し過ぎて「からすの行水」バスタイムですからねぇ。
 さあ、みんな、そろそろ起きて、初詣に行きましょう!
 今年もみなさんにとって幸せな年になりますように!

投稿者 Hiroko : 10:29 AM | コメント (0)