オリンピックとサッカーW杯~勝利の先にあるもの~

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  週 刊 ス ポ ー ツ 思 考 vol.316
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  Sport Philosophy 

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 オリンピックとサッカーW杯
 ~勝利の先にあるもの~
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 ワールドカップが始まり、サッカー一色の日々がやってきた。昔
のサッカー少年は今も健在に画面のボールを追いかけている。サッ
カーは何が起こるかわからない。前回大会優勝のスペインが、オラ
ンダに5点も入れられて敗れた。自らの得点は1点だけであった。

 誰もが信じなかった結果と言えば、本日の日本対コートジボアー
ル戦もそうではなかっただろうか?普段はそれほどサッカーに興味
を示さない娘たちも一緒にTV観戦。大いに盛り上がった。

 本田の先取点が見事だったので、それに引かれて、相手が一点ぐ
らいいれてくれないとこの膠着した試合は面白くならないなどと傲
慢に構えていたら、本当にコートジボアールが立て続けに2点を取
って日本は敗戦。

 寂莫とした思いに苛まれている。

 攻撃的なサッカーが日本の持ち味であり、その持ち味を存分に生
かしたチームに仕上がっている。ザッケローニ監督になった初めて、
主導権をとった攻めのチームが完成した。このチームには自信とこ
れまでの日本サッカーの歴史が詰まっている。そう勝手に信じてい
た私にとって、本日の試合は「夏草やつわものどもの夢の跡」でし
かない。

 直前の強化調整試合2試合も取られたら取り返す展開で、守備の
懸念を騒がれても気にしなかった。しかし、本日展開された試合で
は繊細で迅速なパスもつながらず、攻める気があるのか?守る気が
あるのか?わからないほどであった。

 この遣る瀬無い気持ちをスポーツ思考した結果、あるストーリー
に行き着いた。ドログバの存在である。後半16分に彼が登場する
とコートジボアールが全く違うチームになった。そして日本を逆転
したのである。

 ドログバがサッカーをしている意味、彼がワールドカップでなし
遂げたいことを私は今朝方、折りしも細君から聞いた。「コートジ
ボアールで生まれたが内戦が激しく子どもの将来を心配した両親は、
裕福だったため、フランスに家族で移民した。サッカーを続け大成
した時にも忘れられないかつての友。ワールドカップ代表の国籍を
選ぶとき、フランスかコートジボアールかを選べた彼は、祖国に戻
る道を選んだ。なぜか?北と南の民族紛争があるが、ワールドカッ
プにコートジボアール代表として出て、北も南もいるチームが共に
戦う姿を見せ、祖国に平和をもたらすためだ」

 これを聞き、ドログバのサッカーにはオリンピズムがあることを
知った。それ故に本日の勝利の女神がコートジボアールに微笑んだ
とは思わない。しかし、たとえコートジボアールが負けたとしても
この理念と志は永遠に残るではないか?そしてそのために戦ったサ
ッカーは、ただ自分のチームの勝利のために戦ったサッカーとは次
元が違うのである。

 日本の唯一のゴールを決めた本田にしても、ワールドカップで頂
点に立つという目標しか掲げることができなかった。それならば、
負けたら終わりなのである。もちろん後2試合、全勝し、決勝まで
進める可能性はあるが、もしそれで頂点に立ったとして、そこにあ
るメッセージはただ勝利の栄光だけである。しかし、もしドログバ
がワールドカップを手にして世界にそれを掲げた時、その思想は、
世界平和への一歩を示すだろう。

 日本サッカーは確かに大きな成長を遂げてきた。1998年、
スポーツ思考を創刊したのは岡田ジャパンを思考、激励するためだ
ったが、その時の日本代表と今の日本代表では技術的にも戦術的に
も隔世の感がある。しかし、いみじくも解説の中田英寿が言ったよ
うに「何をしたかったのか?どういうゲームを見せたかったのか?」
も伝わらない試合であった。

 これは日本のスポーツ界全体に言えることだし、応援する側にも
言えることだ。勝った負けたの先にあるものを選手は示し、そして
サポーターもそこを応援することで初めてスポーツがたかがスポー
ツからされどスポーツになるのである。

 その意味で今の日本とコートジボアールの差は、本田とドログバ
の違いにある。

 オリンピックを支える哲学「勝つことよりも参加することに意義
がある」とはそういう意味であり、オリンピックよりも規模が大き
いとさえ言えるサッカーワールドカップも、そこに参加する選手の
志に世界平和への意志が宿っていれば、それこそサッカーワールド
カップこそ五輪哲学を実現できる場となるかもしれない。

 日本のサッカーが見せなければならないのは、「勝利の先にある
ものである」サムライというのなら、少なくとも結果だけを求める
ものではないはずだ。

                        (敬称略)

2014年6月15日  
                        明日香 羊         
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編集好奇
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 サムライブルー!
 サムライならば結果を受け入れ、次の闘いのための修練とする。
 日本の強さは実は背水の陣。次戦に期待する。
 
 皆様のスポーツ思考を期待しつつ

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  考?ご期待
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