小池都政とバッハ外交 ~平和をつくるスポーツ外交~

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週 刊 ス ポ ー ツ 思 考 vol.358
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Sport Philosophy
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小池都政とバッハ外交
~ 平和をつくるスポーツ外交 ~

10月18日から21日のバッハIOC会長来日の行動を見るにつけ、スポ
ーツ外交が如何に重要かということを痛感した。この5日間でバッ
ハ会長は「スポーツが平和のツール」になるというヒントを自ら
の行動で明示した。

小池都知事の都政改革は、「敵」を作り、その「敵」を無くすこ
とによって、解決を見出すという手法である。これが政治的な手
腕と言われるものだ。それに対して、バッハ会長が終始見せたの
は相手を生かして、同じゴールを目指すという手法で、まさにス
ポーツ外交の手腕と言える。

四者会談の提案は、組織委員会に対して、都政改革がアンチテー
ゼを提出し、それによって五輪開催準備が停滞している状況を、
スポーツ外交によって解決しようとした提案である。

小池都知事は「むしろ私が提案しようと思っていいた」と述べた
が、その後に、「NFやIFも入れる」と付言し、オリンピック
世界の構造が理解できていないことを露呈した。

都知事が都を代表するように、IOCは世界のスポーツ界を代表
してその場に着く覚悟で、四者会談を提案しているのである。
IOCはIFもNFも代表しているのであり、さらに言えば、組
織委員会はIOCから開催運営を全権委任されている機関である
のだから、そこにIFもNFも集約されているというのが、この
場合のスポーツ界の常識である。

四者会談をするというところまで、IOCが降りてきているとい
う意味を小池都知事は理解していなかったようだ。それ故、バッ
ハ会長は文科大臣、五輪大臣、組織委員会会長、首相と会う中
でそれぞれの良きところを立てつつ、最終的に組織委員会との一
体感を強烈にアピールし、オリンピックが何であるかを示した。

そのことを察知した小池都知事と都政改革プロジェクトチーム
(PT)が小出しにした修正案、そして最終案はまさにそのこと
を示している。

ボート、カヌー会場は、海の森と長沼にし、しかも海の森を常設
と仮設に分けた。これによって、長沼を切った時の小池都知事の
マイナスイメージを緩和できる。仮設にすれば経費は下がり、都
民に寄るだろうし、常設にすれば、IOCに寄る。しかもそれで
も経費は最初の時よりも下がっているのだ。

IOCに寄った判断でも都民ファーストは辛うじて守られる。

水泳については、原案のアクアティクスセンターのままで、実質
的に客席数を15000にするか20000にするかの判断だけとなる。

そしてバレーボール会場を有明アリーナから横浜アリーナにする
案があるが、これはどう考えても有明アリーナしか考えられない。
なぜなら有明アリーナを作れば横浜アリーナ以上に五輪後に収益
が見込まれるからである。

こうして、PTが最初に出した案はもとに戻り、結果、経費が約
400億円削減されるという話である。もし、PTが原案を否定する
意見書を出さなければ、ここまで予算が削減されたのかどうか?
そこに小池都政改革の奏功があったのだろうか?

否である。

コンパクト五輪の哲学を貫くために最初から組織委員会がその理
念実現のために努力をしていれば、3兆円と言われる予算はかなり
違ったものになっていただはずである。

海の森水泳競技場にしろ、アクアティクスセンターにしろ、有明
アリーナにしろ、最初にそれを計画した時の熱意と情熱がずうっ
と傾けられていれば、その実現は可能であったはずではないか?

東京五輪の準備運営についての開催都市や組織委員会の熱意と情
熱が見えない。無事にこの難題を処理できればいい!という「成
功」しか見えない。

東京五輪が目指すべきは、新しい世界平和構築の道標であり、そ
のための新スポーツ都市「東京」の提言である。それは、敵を潰
して、得られるものではなく、都、国、組織委員会、IOCが協
力して初心を貫徹するこによるものである。

そしてこの四者会談を成功に導くことができるキーポイントは、
五輪主催地域の国内オリンピック委員会、ホストNOCの日本オ
リンピック委員会である。日本独特の情勢を理解し、かつ五輪運
動の何たるかを経験と知識として有しているところが、その力を
発揮しなければならない。

IOCが四者会談まで降りてきた事情は、だからかなり深刻なの
である。

(敬称略)

2016年11月3日

明日香 羊
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編集好奇
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テレビに呼ばれる機会が増えました。
特に先々週はバッハIOC会長来日で一日に数局を回り、
自分がどこにいるのかも「ふと」
分からなくなるような時もありました。

明日?!明後日というべきか?
5日(土)の朝まで生テレビ!に出演します。
スポーツの立場から意見を述べさせていただきます。
応援してやってください。

また、一方で、原稿を上げたのですが、掲載まで時間が
必要なものもあるようです。そちらがアップされないと、
こちらもアップできずという、アップアップな状態でした。

いずれにしろ、どうぞ
よろしくお願いいたします。

春日良一

追伸:
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直接当方からお送りします。

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考?ご期待
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次号はvol.359です。
(1998年からの400号を目指して あと42思考?!)

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