マラソン札幌移転の真相? 〜誰も五輪の真実を知らない〜

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マラソン札幌移転の真相?
〜誰も五輪の真実を知らない〜

国際オリンピック委員会(IOC)が突然、東京五輪のマラソン
と競歩の会場を東京から札幌に移す決定をしたことについて、メ
ディアは大騒ぎである。IOCの発表があった10月16日から
今日まで21日間、私は30本のテレビ等出演があり、非日常的
な日々を過ごすこととなった。

三年前を想起した。小池都政が誕生しボート会場を海の森から長
沼に移す案を検討するという行動に出て、大いにもめた。当時も
ほぼ一ヶ月、一日に複数のテレビ局を駆け回る日々だった。

今回の会場移転はIOCが投げた球だが、三年前は小池都知事が
投げた玉である。私は三年前も今回も一貫してIOCの立場を解
説する役目だが、常にスタジオはアウェイ。これほど五輪の意義
が理解されていないのか?と心が折れるほどだ。しかし、自分が
折れたらオリンピズムを誰も語ることがないということになる。

踏ん張るしかない。

それにしてもドーハの世界陸上が現出してみせた異常な気温と湿
度の作用でバタバタと倒れる選手たちを見て、IOCが緊急な決
心をしたことを、多くの東京の人々は納得していないようだ。小
池都知事も不承不承で認める姿勢であり、11月5日に日本陸連
選手強化部が開いた会見ではIOC批判が愚痴のように流れた。

しかし問題は暑さ対策であり、それに対して有効な手だてを示す
ことができない限り、札幌移転は回避不能である。

IOCがどれだけの決心を持ってこの移転を決めたかと言えば、
その根拠にはIOCの医科学委員会専門チームの出した科学的な
データがあるからだ。そのデータに基づいて危険信号が点ってい
た種目の中で、ドーハの世界陸上の検証。マラソンと競歩にイエ
ローカードが出たというわけである。

このデータを白日の下にさらし理論的な展開で札幌移転を説明す
れば、今IOCを批判しているすべての口は閉じざるを得ないだ
ろう。ならばなぜこのデータを出さないのか?それを出すことで
立場がなくなる人がいるからである。

そういう背景も知らず、IOCの強権発動を語る評論家やコメン
テーターには国際スポーツインテリジェンスのかけらもない。

一方で日本の東京五輪選手強化計画という観点からは別の展開も
ある。瀬古利彦が三年前に一念発起して、男子マラソンでの金メ
ダル獲得プログラムに挑戦し、9月のMGCでそれがほぼ完成に
達した。それは閉会式の表彰式でメインポールに掲揚される日の
丸である。その計画が札幌移転で破綻する。

であればこの譲れない一点のためにIOCと戦う道があった。
IOCに勝つための秘策はある。私はJOC時代、IOCと戦う
のが仕事だった。最初はアマチュアリズムからの転換であったし、
次はコマーシャリズムへの挑戦であった。IOC総会準備では決心
の遅いIOCと日々奮闘したものだ。

開催国の選手の活躍がオリンピック成功の秘訣である。そのため
の選手強化の一端が崩れるとしたら、そこは戦わなければならな
い一点である。

「IOCが言ったから仕方ない」はありえない。五輪の主催は
IOCでもオリンピズムは万人のものだからだ。

(一部敬称略)

2019年11月7日

明日香 羊
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編集好奇
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どの番組に出てもIOCサポーターは少ない。ほとんど
いない。これでいいのか?と一人踏ん張る。これはかな
りきつい役どころです。JOC時代も一匹狼だったから
昔取った杵柄ではありますが。

春日良一

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考?ご期待
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