ホテル取れないのは誰のせい? ~オリンピックファミリーは五輪開催に必要か?~

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ホテル取れないのは誰のせい?
~オリンピックファミリーは五輪開催に必要か?~

東京五輪まであと1年。7月24日には東京五輪組織委員会(
組織委)主催にイベントが開かれ、国際オリンピック委員会(
IOC)会長もフェンシング体験イベントでこどもと手合わせをし
た。ゴールドメダリストが真剣に闘う姿はオリンピズムを表現し
ていた。剣はさすがに真剣ではなかったが。

一年前ということになり、いよいよ五輪が東京にやってくると
ワクワクするところ、東京五輪チケットを獲得できた人たちが
宿泊手配ができないと大騒ぎになっているらしい。

というのも、その件について、テレビで話さなければならない
機会が何度かあり、その状況を知った次第だが、チケットのな
い都内在住の身は、切迫した実感のないまま、自らが関わった
オリンピックの体験から語る以外になかった。

実は、都内のホテルを組織委が46000室抑えているというこ
とから、組織委が抑えすぎているせいだ!という単純明快な
流れになりそうだったが、この46000室はリーズナブル、根拠
のある数字である。既に五輪開催契約にも銘記されているよ
うに五輪で約4万、パラリンピックで約7千の部屋が関係者の
ために必要になる。

五輪主催者であるIOCはもちろん、各競技を統括運営する国
際競技連盟(IF)、選手を派遣する各国国内オリンピック委員
会(NOC)、そして五輪を報道するテレビ、新聞雑誌などのメデ
ィア関係者、さらにはオリンピックのスポーサーなど五輪開催
に関わる人々のための宿泊を総計すると41171室までになる
のであり、この室数は組織委としてどうしても抑えなければな
らない数である。

大会16日間、前後を含めれば20日以上をギャランティできる
組織は組織委しかないだろうから、ホテル側にとっては、その
ための仮押さえはマーケティングからも仕方のないことになる。

一方、チケットが取れた人たちが、すぐにでも宿泊を予約し
たいというのはとても自然な流れであるが、ホテル側にしてみ
れば、数泊の少人数の予約よりも長期多数の保証を得たい
と思うところである。千載一遇の営業好機である。

ある時期に旅行会社やネットを通じてある程度の室数を開放
することになるだろうが、その時期を慎重に検討しているのが、
現状と思われる。

五輪開催一年前には各国NOCには招待状が送られる。その
返事は一カ月以内に来るだろうが、具体的に選手団の数が
分かるのは、大会開催2カ月前の国別エントリー後となる。
その時点でNOCやIFそしてメディアの趨勢が掴めるので、私
がホテルマンであればここを最後の売り込みポイントと見るだ
ろう。

それに合わせて、部屋のリリース時期を検討していくのが、
ホテルマーケティングになると思う。故に、今の時点では、
抑えられる東京都近隣の宿舎を抑えておいて、都内のホテ
ルがリリースされた時点で予約変更する方法を、ラッキーに
もチケットを購入できた方へのお薦めとなる。

オリンピック競技大会を開催するためにはオリンピックファミリ
ーの参加は必須だろう。主催者はIOCであり、競技運営責任
はIFだ。NOCも選手団に責任がある。メディアがなければ五輪
運動は伝わらない。しかし、観客もファミリーの一員ではないか?

IOCはオリンピック運動の輪を広げるために、オリンピックファミ
リーという言葉からオリンピックステークホルダーという概念を使
うようになった。オリンピック利益共有者である。まさにチケットを
購入してオリンピック運動に貢献している観客はステークホルダ
ーとして大切に扱わなければならない存在だ。

であれば、その宿泊手配にもなんらかの「おもてなし」の心が
必要なのではないだろうか?スポーンサーとなった旅行エージ
ェントがその心を実現化する方向が今後の課題となるだろう。

(敬称略)

2019年7月26日

明日香 羊
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編集好奇
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日本選手団は立派な食堂が選手村にできるというのに、
ナショナルトレーニングセンターに宿泊して、競技に出場
する選手を容認し、その支援のために日本食を24時間
提供できるサポートセンターを置くそうだ。一見、がんばれ!
日本の朗報に聞こえるが、オリンピズムからは反則にしか
見えない。なぜなら、選手村の理念があるからだ。
これについては次号で思考します。

バッハ会長の真剣勝負について、詩人sapporo1972の
賛歌を拝見した。
http://blog.livedoor.jp/sapporo1972/archives/19032663.html
是非ご高覧ください。

春日良一

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考?ご期待
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次号はvol.406です。
(1998年からの)
スポーツ思考
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日刊ゲンダイで連載!
「実践五輪批判~20年東京五輪これでいいのか?~」
第八話は7月18日掲載。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/columns/3625/

NHK大河「いだてん」を思考すると題して始めたブログ
「純粋五輪批判」も、第八話まで。
https://genkina-atelier.com/gorin/

哲学者カントの純粋理性批判と実践理性批判から拝借
「実践」では実際に五輪がオリンピズムを実現しているのかを批判
「純粋」では大河を触媒にオリンピズムの本当を解説

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